モーターは私たちの生活になくてはならないものです。そのモーターを構成するローター（回転子）やステータ（固定子）の鉄心部分に当たる部品のことをモーターコアといいます。
自動車という大きなモノを動かすモーターですが、エコロジーであり且つ快適なドライビング性能を損なわないように効率よく経済的に製造する必要があります。三井ハイテックでは、車載用モーターコアで世界シェアNo.1※を獲得しています。自動車以外にも パソコン、家電製品、電気製品、ロボットなど、電気で動く多くの製品にモーターコアが使われています。
当社では、金型設計からスタンピングによる製品化までのトータルサービスを提供しています。
※当社調べ
近年厳しい環境規制により、世界的にハイブリッド(HEV/PHEV)/電気自動車(BEV)化が進んでいますが、ハイブリッド/電気自動車にも駆動用モーターが使用されています。
当社のモーターコアは、エアコン・洗濯機・冷蔵庫など身近な家電製品のほとんどに使われています。極小のものでは、携帯電話のバイブレーション用モーターに使われています。
日本、中国及びアジア圏内、欧州、北米、中南米地域に生産拠点を持ち、消費地立地の観点で最適な生産地をご提案できます。また、グローバル拠点の各工場から日本と同じ品質レベルで供給可能な体制を取っております。超精密金型をグローバル拠点の各工場へ供給可能です。
ダボ形状により積層を保持する工法。
当社が培ってきた金型技術により、高占積率（積層間の隙間が少ない状態）を実現します。
カシメ積層と溶接を組み合わせることで、更なる生産効率および剛性の改善が可能です。
ご提案例：カシメ＋スポット溶接積層
カシメ＋全溶接積層
お客様のご要望に応じて提案をいたします。
接着剤を塗布した電磁鋼板に打抜きを行う工法。カシメおよび溶接が不要であることから、磁気特性が改善します。
モーターの生産性の向上に貢献する「MACシステム」は、打抜きから結束までの工程を一つの金型内で行なえるもの。三井ハイテックが開発したシステムで、現在でもなお世界中の電機メーカーの注目を集めています。MACシステムは油圧シリンダによる圧力をかけながら積層することが特徴です。この技術により背圧をかけながら積層するので大径、薄板でも安心して生産できます。MACシステムにより、電気自動車の大型の駆動モーター等大径モーターのコアも精度良く作る事ができます。
※MACシステムは「Mitsui Automatic Core assembly system(三井オートマチックコア・アセンブリ・システム)」の略称です。
熱硬化性エポキシ樹脂を使いローター内のマグネットを固定する技術です。当該技術をご使用頂く事で、モーターの小型化および効率化を実現可能です。
従来の接着工法と比較し充填率が高く、短時間で硬化します。
また、高精度ポスト基準でモールドを施す事で、高性能かつ低価格のローターコアを提供いたします。
※三井ハイテックは、マグネットモールド®工法に関する特許権を有しています。
※マグネットモールド®は、三井ハイテックの登録商標です。
更新日：2024.3.25
三井ハイテックが保有するマグネットモールド®に関する技術は下記の特許で保護されており日本およびその他の地域で追加の特許が出願中の可能性があります。
要求される品質に対して、最適な金型設計で提案し、モーターコアを生産いたします。
＜2列の場合＞
10％の材料歩留まり向上と２倍の生産性を実現可能です。この量産技術には以下の３要素が必要です。
圧倒的なコストダウンが可能です。
お客様が望む品質の製品を、お客様に近い拠点にて生産・納品することでコストの最適化に寄与いたします。
三井ハイテックは長年培ってきたカシメ技術によって、高品質な自動車用モーターコアを提供して参りました。
当社は後工程に不良を流さないことにこだわり、不良を作らない品質システムを持ち最高の生産を行ってまいりました。
その結果として、多くのサプライヤーアワードを受賞しています。
その他、φ200mm以上の大径や、薄板（0.3mm等）のモーターコアを高精度な金型で積層可能で、安定した品質の製品を提供しています。
