入社3年目で中国・広東に出向し、生産ラインを立ち上げ。言語とマネジメントの壁を打ち破りメキシコでも奮闘中 | 技術系 | 社員インタビュー | 採用情報 | 株式会社三井ハイテック

入社3年目で中国・広東に出向し、
生産ラインを立ち上げ。
言語とマネジメントの壁を打ち破り
メキシコでも奮闘中

技術系

Mitsui High‐tec Mexicana,S.A. DE C.V.

2016年入社(新卒入社)

#グローバルに活躍 #異動経験 #プロジェクト #成長実感

INTERVIEW

初海外赴任となった広東工場では
管理者育成も任される

中国・広東のグループ会社への出向を上司から提案されたのは入社3年目のこと。新たなチャレンジができる期待と、日本以外の国に住む不安が半々でしたが、今振り返ると、非常に良い経験ができたと思います。
広東で担当したのは、日本でも手掛けていた車載用モーターコアの生産準備。製造や設備、金型など多様な部門を統括しながら、工場に新しい生産ラインを導入し、製品納入先のお客様の監査・承認をいただいて、はじめて量産に至ります。私はアシスタントマネージャーとして赴任したのですが、帰国するまでの間に現地スタッフを私の後任に必ず育て上げるという、責任ある仕事も任されていました。

言語やマネジメントの壁にぶつかるも
自ら打開策を見つける

現地スタッフには日本語が話せる人が多かったですし、日本での研修でお会いした人もいましたが、それでも言語の壁はありましたね。さらに、管理業務を任されるのは初めてでしたので、いわゆるマネジメントの壁にもぶつかりました。話をしても、思うように動いてもらえないことが続きました。

悩んだ末、原因は言語の問題というより、私の仕事に対する考え方や判断基準を部下に正しく共有できていないことにあると気付きました。スタッフが迷ってしまうのも無理はありません。そこで考え方や基準を見つめ直し、意図を明確にして伝える努力をすると、的確に行動してくれるようになりました。私の後任となった現地メンバーも、やがて私と同じ考え方で部下と接してくれるようになり、安心したことを覚えています。

中国で得た経験値を携えて
メキシコ工場の立ち上げに参画

広東で5年間の経験を積んだのち、2025年3月にメキシコのグループ会社に赴任しました。生産技術部で、広東と同様に生産準備業務とマネジメント業務に携わっています。メキシコには日本や中国とは異なる難しさがあります。まず工場自体が新しいので、生産ラインはもちろん、他の拠点には備わっている道具や業務ルールなども一から用意しなければなりません。使用言語としては英語が多いのですが、一方でメキシコですので、英語のみでコミュニケーションが完結するわけでもなく、スペイン語を扱う場面もあり、新たなチャレンジだと感じています。実際、メキシコに渡る前に本社で半年ほどスペイン語のマンツーマンレッスンを受けたのですが、これが非常に役立っています。おかげで、スペイン語によるコミュニケーションも少しはできています。

言語以外では、広東で試行錯誤を経験したおかげか、以前より自信を持って業務に取り組めている実感があります。
現時点での進捗は順調で、お客様から生産ラインの承認が得られ、ひとまずほっとしています。このままスムーズに量産開始ができるよう、スタッフ全員と協力していきたいです。

メキシコでの生活にも慣れました。マンションを借りていますが、同僚も近くに住んでいるので、オン・オフともに助け合いながら暮らしています。世界遺産巡りをしたり、レストランに行ったり、休日も充実していますよ。

「海外勤務にチャレンジしたい」
そんな人を増やしたい

将来的には日本に戻り、生産準備に関する教育に携わりたいと考えています。私の経験した海外ならではのトラブルやその対処法を伝えることで、「私も早くチャレンジしてみたい」という後輩が増えればいいなと考えています。
海外拠点では出向者が管理者として仕事を主導していくため、責任は大きくなりますが、そのぶんやりがいも大きくなります。海外での仕事に挑戦したい学生の皆さん、ぜひ一緒に奮闘しましょう!

1 DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール

08:30 出社、メールチェック
08:35 管理者朝会 (全部門)
08:50 技術系部門朝会
09:20 メールチェック・スタッフへの業務指示
10:00 客先報告内容確認打合せ
12:00 昼休憩
12:45 社内生産準備資料確認
14:00 メールチェック
15:00 生産準備定例会議
17:00 1日の振り返り(スタッフへ依頼した業務を含む)、翌日以降の計画見直し
17:15 退社