半導体を支えるリードフレームの技術を開発。会社がサポートする大学院での学びが現在の開発に活きている | 技術系 | 社員インタビュー | 採用情報 | 株式会社三井ハイテック

半導体を支える
リードフレームの技術を開発。
会社がサポートする
大学院での学びが現在の開発に活きている

技術系

リードフレーム事業本部リードフレーム技術統括部
要素技術部 第二技術グループ

2008年入社(新卒入社)

#リーダー職 #教育・研修 #成長実感

INTERVIEW

「世界初」を実現した
技術力に惹かれる

LF要素技術インタビュー1

就職活動を行っていたころ、地元・福岡県での就職を希望すると同時に、「自分の活躍できるフィールドは、大きい会社であればあるほど広がる」という考えを持っていました。そうした観点から見つけ出したのが、北九州に本社を置き、東証プライム市場上場企業の三井ハイテックです。会社説明会で「世界初の技術を金型で実現した」という話を聞き、その技術力に強く惹かれて志望しました。

最初の配属は、技術開発本部(当時)。大学での専攻が化学だったことから、薬品も取り扱うリードフレームの開発を担当することになりました。2年後の2010年には組織再編があり、現在在籍している、リードフレーム事業本部の所属へと移行しました。

半導体の信頼性を向上させる
リードフレームの研究開発に取り組む

現在は、車載向け半導体パッケージの信頼性を向上させるリードフレームの研究開発に、7人の部下と取り組んでいます。
半導体パッケージは、シリコンのチップや導線、周囲を覆う樹脂など、すべての部材がリードフレームと接合しています。その接合界面に不具合が生じると、どんなに性能の高い半導体パッケージでもその性能を発揮することができません。

自動車は人命を左右するため、搭載する半導体パッケージには高い品質基準が求められますが、中東やアフリカのような高温エリア、冬季のヨーロッパや北海道などの低温エリア、アジアの高湿度エリアといった環境において、その品質を維持できなくなるというリスクは常に存在しています。私たちは過酷な環境でも耐えられるよう、リードフレーム側からのアプローチとして、信頼性を向上させるための研究開発を行っているのです。

LF要素技術インタビュー2

「考える力」を養ってくれた
上司の自主的なトレーニング

現在の私が存在するのは、これまで上司の方たちなどが、手厚く教育してくださったおかげです。
社会人になった当初は、上司や先輩がOJTとは別に、毎週金曜日の16時から業務終了時刻まで、「考える力」を養うトレーニングを自主的に行ってくれました。一緒に週報を振り返りながら、「どうしてこの方法を選んだのか」「他に方法はあったか」などと議論するのです。これを1年間続けることで、自分で仕事のやり方を考えられるようになりました。
この経験は、私の部下への指導方針にも活かされており、「自分で考える」力をつけられるようなマネジメントを心がけています。

大学院の社会人博士課程において
会社の費用で3年間学ぶ

もう1つ、私の成長に大きな影響を与えたのは、入社4年目から、九州工業大学大学院の社会人博士課程で3年間、会社の費用で学ばせてもらったことです。
当時、会社としてもアカデミックな部分を強化していくことが必要だ、ということで、私の先輩がすでに大学院の博士課程で学んでいました。その方に勧められて、私も社会人博士課程に進むことに。講義に出る必要はなかったのですが、論文を書かなければならず、平日は定時まで仕事をしてから夜間に研究していました。実はこのときに研究したのが、半導体パッケージの界面の接合性でした。その経験が現在の業務に大変活きています。

LF要素技術インタビュー3

近年さらに
教育制度が充実

三井ハイテックは、以前から職人の技術を次世代に伝えていくDNAが根付いている会社でしたが、近年はさらに教育制度が整ってきています。社会人博士課程への進学支援制度はもちろん、会社のグローバル化とともに語学研修の制度も充実してきました。

北九州という地方都市にありながら、金型、モーターコア、リードフレームといった事業において世界トップレベルのシェアを誇っている会社はなかなかないと思います。世界中の人々とビジネスをして活躍したいという人は、ぜひ一緒に働きましょう。

1 DAY SCHEDULE
ある日のスケジュール

08:30 グループ朝会・管理者朝会
08:45 勤怠処理・メール確認
09:30 お客様からの技術問い合わせ対応
リードフレームの表面処理でパッケージ信頼性向上の手法やお客様製品の仕様について検討
12:30 昼休憩
13:30 開発案件の社内打ち合わせ
新規技術の開発に対し進捗確認と今後の進め方について議論

14:30 部下業務の進捗確認
ラボによる実験結果の確認や今後の進め方について協議
15:30 お客様打ち合せ(WEB)
お客様の困り事に対する技術打ち合わせ
16:30 お客様評価サンプル作製の事前デザインレビュー
17:30 メール確認
19:00 退社