世界初、積層鉄心自働積層金型の実用化
          −MACシステム(1)


日本特許2756899,2720138

 MAC(Mitsui Automatic Core assembly)システムは、金型でモーターコアを1枚ずつ打ち抜き、計量、回し積み(スキュー)、結束(かしめ)までを一貫して行えるシステムです。

 従来、部品を高速で打ち抜く金型に、組み立てる機能を付加した画期的なもので、1974年にグラインダ加工仕上により、世界で初めて当社が超硬金型で実用化に成功、生産工程の短縮・省人化を実現しました。

モーターの構造

 モーターは、外側の「固定子(ステーター)」と、内側で回転する「回転子(ローター)」の2つから構成され、ステーター、ローターともに電磁鋼板(または珪素鋼板)を数十枚から数百枚程度積み重ねたものです。ステーターにはスロットと呼ばれる穴があり、これには磁力を作り出すための巻線(コイル)が施されています。この磁力により内側のローターが回転するしくみになっています。最近はローター側にも永久磁石を使用しているモーターも出て来ています。

 この1枚1枚打ち抜いた電磁鋼板をモーターコアと呼びます。

 2000年、直径2.7mmモーターコアのMACシステムによる製造、同じく2000年に、厚さ0.15mmの薄板鋼板に対応したMACシステムの開発に成功しました。
薄板品と従来品の比較
なぜMACシステムを考えたのか
 MACシステムを開発する以前は、金型から一枚ずつ出てきたモーターコアを数えて梱包していましたが、金型打ち抜きのハイスピード化によって梱包が間に合わないという問題が発生しました。

 そのため自動梱包機の開発を進めることとなりましたが、「モーターコア100枚がモーター1台分なら100枚まとめて梱包したらどうか、いや待て、梱包するよりもむしろ打ち抜いたコアを瞬間的にくっつけたらどうか」という考えから、MACシステムの開発が始まったのです。