コンプライアンス憲章制定にあたり

我社は、社是に

 1.世界の人々に役立つ製品をつくる

 2.互恵互善の理念に徹し相互の利益をはかる

 3.平等の精神を基本とし働く者の楽園を築く

を掲げ、社業を通じて社会に貢献し、従業員一人一人の存在感の達成に寄与してまいりました。

 現在の日本を見るとき、社会の全体において、これまで先人の努力によって積み上げられてきた各種のシステムに大きなきしみが見られ、とりわけ社会の信頼を支える機能においてほころびが生じ、昨今、眉をひそめる各種の不祥事が続発しているのであります。
 具体的には、法規範の軽視、機密の漏洩、優越的地位の濫用、セクハラ等モラルや倫理観の欠如によって、企業生命をも脅かす事態を招いております。

 また、経済界、産業界を見ますと、基本的構造が大きく変化し、グローバル化の中で、企業経営の透明性、公正性が強く求められるところとなっております。低迷した日本経済を再興に導くべく、現在、懸命な努力が続けられ、我社においても、伝統の精密金型を中心に据えた超精密技術のリーディング・カンパニーとして、その役割を果たさなければなりませんが、その基盤には“あらゆる法を破ってはならない”との鉄則が必要であります。

 私は、かねがね「王道を歩け」、「人権、人格を尊重せよ」と言い続けてまいりましたが、この度、以上の理念を具体化して企業人としてはもとより、社会人として、すばらしい三井人の確立に資するため、コンプライアンス憲章を制定することとなりました。
 従業員一人一人が、この憲章をよく理解して、実行されることを心から期待しております。



2002年 7月 1日
株式会社 三井ハイテック
代表取締役会長兼社長